たとえば、中国人女性が、日本人男性と結婚し、日本国籍の子供ができたけれども、その後夫婦の仲がうまくいかなくなり、離婚することになった。離婚した後も日本に残り、子供を育てていかなくてはならないけれども、離婚後のビザはどうしたらいいか。


  こういったご相談はよくいただきますが、まず日本人と中国人が結婚をすると、当該中国人は、「日本人の配偶者等在留資格」を得ます。日本人と離婚をすると、日本人の配偶者としての地位を失い、その地位に対して与えられる「日本人の配偶者等在留資格」も失います。


  日本人の夫との間に日本国籍の子供がいる場合、その離婚した中国人の女性は日本人の母親の地位がありますので、この方が、子供の親権者として、また実際に監護や養育を行っている場合には、「定住者」としての在留資格が認められます。


  定住者の在留資格については、日本人配偶者等の在留資格と同じく、日本においての活動について制限がないので、収入を得るための活動を自由にすることができます


  また、定住者としての在留期間によって、永住許可の申請も可能です。気を付けていただきたい点は、日本人である子供がいる場合であっても、当該中国人の方が、自らの下で養育監護していない場合は、定住者在留資格の取扱い対象にはなりません。また、日本人の配偶者であったが、子供がいない場合でも、日本での滞在期間が長期間に及び、生活の本拠が日本にあり、収入が確保されているのであれば、定住者の在留資格に該当すると認められる場合があります。