知的財産を全く持たない企業なんてまず存在しない

  製造業であっても、「知的財産なんかとは縁がないですよ」という中小企業の方の声をよく聞きます。

  知的財産を全く持たない企業はまずないと断言してよいのですが、上のような考えになってしまう一つの原因は、製品の性能アップや差別化に直接的に影響のある技術に関するものに限定して考えてしまっていることではないかと思います。

  しかし、一つの製品で利益を上げるまでには、設計開発、材料部品の調達、製造、検査、販売などたくさんの工程が含まれており、各工程で様々な工夫をしていると思います。実は、こうした工夫も立派な知的財産なのです。

  例えば、製品が顧客に選択された要因を挙げてみて、その中で重要と思われる要因の提供に関連している工夫はないでしょうか?

  もし、あれば、それは強みを生み出している立派な知的財産です。そして、その重要な要因の提供に関連する工夫を続けることこそが、経営に役立つ知的財産を生み出すことにつながり、大きな差別化要因を作りだします。

  ぜひ、ちょっとした工夫も知的財産であると認識して、それがどんな差別化要因につながっているか、それを保護するためにはどうすればよいか、考えてみてください。きっと、経営の役に立つはずです。