個人情報とは?

 生存する個人に関する情報として氏名、生年月日などにより、その情報の本人が誰であるかを特定できる情報のこと。健康状態や財産の状況などだけで誰の情報かわからないものでも、個人の氏名などと一体となっていれば個人情報に該当します。

個人情報保護制度とは?

 個人情報の有用性に配慮しながら、個人の権利と利益を保護していくために、民間会社や行政機関などにおける個人情報の適正な取り扱いのルールを定めた制度のこと。

開示請求制度とは?

 開示請求制度は、自分に関する個人情報を保有している行政機関、独立行政法人等に対して、自分の個人情報を見せて欲しい、確認させて欲しいと言うことを本人が請求することができる仕組み。未成年者や成年被後見人の法定代理人は、本人に代わって請求することができます。請求するには、開示請求書を請求したい個人情報を持っている行政機関、独立行政法人等に提出します。請求は郵送、オンラインでも可能です。1件につき300円の手数料がかかります。

開示されない情報は?

 開示請求者以外の個人に関する情報、、法人等に関する情報、公共の安全等に関する情報、国の安全等に関する情報などは請求できません。


情報公開制度とは?

 行政機関の職員や独立行政法人等の役職員が組織的に使うものとして保有している文書、図画や電子データの開示を求めることで(こちらも開示請求といいます)、誰でも請求できます。ただし、書籍のように市販されているもの、博物館・図書館などで一般の人が閲覧できる歴史的資料などは請求できません。

開示請求の方法は?

 開示請求は、書面又はオンラインで可能です。一部の行政機関、独立行政法人等ではオンラインによる請求もできます。請求に対する開示・不開示の決定は、原則として30日以内に行われ、個人に関する情報などの不開示情報が記録されている場合を除いて、文書が開示されます。